あらかん の つぶやき

50代の女性の日常生活

愛犬の介護

今日は、愛犬まろんの月命日だ。

3年前の8月24日の真夜中に

まろんは、永遠の眠り旅立った。

4か月の寝たきり生活だった。

 

その日は突然やってきた。

目の上の腫瘍を取る手術が無事に済み、

エリザベスカラーを付けた、まろんは

ヨチヨチお散歩した。少しでも好きな事を

やってあげたい。お散歩は大好きなワンコだった。

帰宅して、いつもの様にお風呂場で、

足とお尻を洗っていたら、

急にペタンと、座り込んだ。

お尻を上げてもペタン。

胸がざわつきながら、動物病院へ

神経なのか、原因分からず。

その日から、3時間起きに寝返りさせる日が

やってきた。(床ずれだけは、起こしたくなかった)

足をさすっても、薬を飲んでも

とうとう2度と、立てなかった。

犬も認知症あるんだよね

仕事へ行く前に寝返りさせ急いで帰宅して寝返りさせる。

おしっこは、垂れ流しになってしまう。

オムツをするが、とても嫌がる。

泣く。留守にする時だけオムツにして

家にいる時は垂れ流しにした。

綺麗に消毒して、毛を拭いて清潔にした。

それでも寝たきりは、だんだん

まろんを、赤ちゃんにする。

犬の認知症の一つらしいが、夜泣きが始まる。

寝たきりになって、2か月目くらいが辛かった

3時間起きに起きる。万年寝不足に、身体が、悲鳴をあげた。

家族が休みの時は交代で、夜、寝返りさせてくれたが、熟睡はできない。

この頃、介護に疲れ、まろんの昇天を

願った日もある。

 

日々の日記は、介護日記となった

記した事は、おしっこの回数、うんちの💩回数。食事の量。

認知と共に、お腹の力が弱まったのか

自力でうんちが、辛そうだった。

肛門辺りに、うんちがたまっているのが

触ると分かる。揉んで掻き出してあげる日々。

老犬にとって便秘は、辛い。

無塩バターを舐めさせ、うんちがスムーズにでるようにしたり。

水分は、欠かせない。飲ませたり。

赤ちゃんのようなまろん

まろんは、ダンナが一番好きだった。

でも介護も、終盤に差し掛かると

まろんは、私を目で追っていた。

お母さん〜と、訴えるような目で。

万年睡眠不足も、慣れてくると同時に

まろんの衰弱で、長くはないのだろうと、

家族の誰もが覚悟した。

愛おしいまろん

まろんが、少しでも口に入れてくれるように

ゼリーや、ヨーグルトをあげた。

食べなくなったらダメだと、聞いていた。

亡くなる10日前から食事の量が半分になった。

別れの日

その日は日曜日。私は仕事でダンナが看ていた。辛そうなまろんに、ダンナは、

『もう、頑張らなくて良いぞ』と、声をかけたそうだ。

確かに夕食を食べ終わった頃、まろんを

見ると息が荒い。

翌日月曜日は、仕事が無いので、今夜は

徹夜で看るぞと、心を決めた。

家族か寝てから、

水分を含ませたティッシュをまろんの口に

持っていく。まろんは、少し口に入れてくれた。

日付が変わろうとした時、

まろんの様子がおかしくなった。私の鼓動が

激しくなった。家族も、何かあれば起こしてと、言っていたので、

ダンナと、次女を起こした。(長女は、結婚していた)

まろんは、3人を待っていた。

各々が、まろんの名前を呼びながら

感謝の言葉を叫んでいた。

おしっこが出たのを見て、

もぅ、ダメだと、確信した。

15歳8ヶ月だった。

覚悟なんて、できないもんだ

頭で分かっていても、局面にあえば

慌てるし、別れは、辛い。

ダンナにとっては

可愛い赤ちゃんで、恋人になり、

娘になり、相棒になったまろん。

終盤の頃は、あんなに辛いと思っていた介護も、もっとやりたいと、思っていた。

思いが通じたのか、まろんは、精一杯生きてくれた。

感謝。