あらかん の つぶやき

50代の女性の日常生活

日航機墜落事故あれから33年

もうそんなに経つんだ❣️

と、思うのは、この事故に関わらなかったからだ。遺族の方達にとっては、あの日から時間が止まってしまったのだ。

 

昨夜、坂上忍さんの、番組で特集をやっていた。

事故のあった頃、私はOLだった。

歌手の坂本九さんが亡くなった事もあって、

職場で話題にのぼった。

 

生存者が四名いた。マスコミは生存者の家にも押しかけていた

あの頃よりマスコミは、心無い人がいるものだと、憤りを感じていた。感想なんか言えるわけじゃない。知りたくない事を流すな!と

思っていた

 

家族会を発足させた方

9歳の息子を亡くしていた。

一人で飛行機に乗せた事により失うことになる。夏休みの、冒険として一人で飛行機に乗せる事は、親として素晴らしい事だ。

なのに、一生悔やむ事になる。生きていれば

42歳なのに、彼女にとってはいつまでも9歳。

供えるものは、ドラえもんの本やおもちゃ。

坂上忍さんが、一緒にお酒飲めると言っていたが、母親の彼女には、想像出来ない。

時が止まるのだ

番組中、嗚咽が止まらなかった。

母となった私には、あまりに酷い現実。

中には三人姉妹を一気に失くしてしまい

壊れる母親。お酒に溺れ、 弱った彼女に

忍び寄る宗教。

慰謝料は、3倍か!と、心無い噂話をする近所の方達。

こんなに弱った方にも、酷い事を出来る人間の浅ましさ。

御巣鷹山は、今では被災者の聖地になった

異なる事故で家族を亡くしていても、

傷ついた心を慰めあえ、励ましあえるのは

やはり同じ経験をした遺族たちなのだ。

 

中には、命を預かる運送業に携わった方達も訪れている。そして心新たに安全運転を決意するのだ。

私が特に感動したのは

航空機が墜落する寸前まで、

分刻みで、飛行機の中の様子を書き留めていた方。最期を悟った時に家族に言葉を残した方。何と、素晴らしいのだろう。

パニックになって当たり前なのに。

航空機の中は、地獄絵のようだったのではと思っていたが、違っていたのだ。

『頑張ろう!』と、皆が励ましあっていた。

号泣だ。

その悲惨な経験を無駄に決してしないでもらいたい。

これが、遺族の方達の共通の思いだろう。

 

改めて合掌。